ていうかさ、なんでブログってタイトルつけなきゃいけないんだろね。昔日記帳につけてた日記にタイトルなんていちいちつけてた?いつも記事を書いてからタイトル考えるのが地味に面倒くさいです。だからいつも投げやりなの。
そんな訳で、「カメラを止めるな!」観ました。
最近は気になる映画は全く前情報無しで、真っさらな状態で観に行くようにしているんですが、
そのおかげで前半の違和感を遺憾なく感じて、その後のパートで全てのパズルのピースが綺麗に、本当に綺麗に完璧にハマる快感に、素直に感動しました。
どうやって計算したらあんなふうに物語やカットを組み立てられるんだろう頭の良い監督さんと脚本だなあ。
ああおもしろかった。
なんだか心が温かくなった。
そのあと、構成が似ている映画と紹介されていた「ラヂオの時間」も観てみることに。
どちらも度重なるトラブルに見舞われるも自分の生業に対しての愛と情熱に溢れた人達が業界の政治とぶつかり合いながらも奮闘してもう無理やりにでも乗り越えてくしかない展開で確かに近しいね。
この仕事は妥協の連続でうんざりするけど、それでも自分には完遂する責任がある、でもいつかは自分で満足できるみんなも幸せになるような作品が作れるんじゃないかって信じて続けるだけ!でも今回は違うの!って趣旨のセリフはグっときたなあ。
ほんとそんなことの繰り返しで出来てるよ人生は。。。
しかしこっちの映画もめっちゃ笑えた。
ハインリヒー!!!スパーン!
からの 「さむい。」までの一連のシーン面白すぎて二回見返した。
ワタシは井上順さんの役がどうにも広川太一郎さんにかぶって見えてとっても好きです。
ムードメイカーだけど実は1番仕事に対して情熱的だし誠実じゃないですか。すてき。
あと布施明さんのプロデューサーがビンゴでもらったCASIOのキーボードを持ち歩いてるの意味ないようで実はエンディングテーマにリンクしてるのもうまいなあと思いました。
こういう、物語を作った人が実際にそういう社会で苦労したからこそ描ける閉鎖的な世界のお話って、どうにもならなくてもやるしかないみたいな、この人もこの作品を作るまで若い頃本当に辛かったんだろうなあてのがヒシヒシ伝わってくるから胸がキュンとなる。近しい業界に属してる身内がいる人だとより胸がシンシンしてくると思う。その人が現状苦しんでる状態だったりしたら尚更。
映画では道中しんどいけど、結果的にはまっすぐな人がみんなの心を貫き、報われるラストなのは本当に救いがある。
ああ、あの人もいつかは報われるといいな。
明日からも自分の人生、生きていこうってなんとなく漠然と思えるような気がしてくるといいな。
そうさ、人間一人で生きてはいけないんだから。死ぬまでは生きていなきゃいけないんだから。仕方ないからなんらか結果出るまでせいぜいまっすぐ歩いてこうな。
人生を止めるな。
いつかはいいことあるよきっと。。。たぶん。